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過去のイベントのヘッドライン

「シーグラフ東京 第50回セミナー」

Henrik Wann Jensen 氏 講演会
題名 "Realistic Image Synthesis using Photon Mapping"


お待たせいたしました。第50回目の記念すべきシーグラフ東京セミナーは
ヘンリク・ヴァン・ジェンセン氏の講演会を行なう事となりました。

ジェンセン氏は、Photon Mapping の第一人者です。
現在は、カリフォルニア大学サンディエゴ校に所属されています。
今回の来日においてジャンセン氏は、Pacific Graphics 2008での講演も予定されております。

このセミナーの内容は、英語によって行なわれます。
同時通訳などは付きませんが、iamasの高桑先生から技術解説を行なっていただきます。

多くの方のご来場をお待ちいたしております。


ヘンリク・ヴァン・ジェンセン氏の略歴

Henrik Wann Jensen is an associate professor at the University of
California at San Diego, where he is teaching computer graphics. His
research is focused on realistic image synthesis, global illumination,
rendering of natural phenomena,
and appearance modeling. He is the author of "Realistic Image Synthesis
using Photon Mapping," AK Peters 2001. He has rendered images that have
appeared on the front covers of the SIGGRAPH proceedings (2001) and
National Geographic Magazine (2002), and rendered three animations that
have been shown in the SIGGRAPH electronic theater (1998,2000,2001).
Prior to coming to UCSD in 2002, he was a research associate at Stanford
University from 1999-2002, a consultant for Pixar in 2001, a ostdoctoral
researcher at the Massachusetts Institute of Technology (MIT) from
1998-1999, and a research scientist in industry working
on commercial rendering software from 1996-1998. He received his M.Sc.
and Ph.D. in Computer Science from the Technical University of Denmark
in 1996.
In 2004, Professor Jensen received an Academy Award (Technical
Achievement Award) from the Academy of Motion Picture Arts and Sciences
for pioneering research in rendering translucent materials. He also
became a Sloan Fellow and he was selected as one of the top 10
scientists in 2004 by Popular Science magazine.

ヘンリク・ヴァン・ジェンセン氏は、カリフォルニア大学サンディエゴ校の準教授です。
そこで、彼はコンピュータ・グラフィックスを教えています。
彼の研究は、自然現象のリアルな画像合成表現、大域照明、そして外観モデリングを
中心に行なわれています。
彼はAKピーターズから出版された、「フォトン・マッピングを使ったリアルな画像合成」、2001年の著者です。
彼は、SIGGRAPH2001のプロシーディングスの表紙と、ナショナル・ジオグラフィック・マガジン(2002年)の表紙のイメージを発表しました。また彼は、SIGGRAPH1998、2000、2001のエレクトリックシアターで上映された、3つのアニメーションを制作しました。
彼は2002年に、カリフォルニア大学サンディエゴ校に就任する以前に、1999年から2002年の間、スタンフォード大学の研究者、2001年にはピクサーのためのコンサルタント、1998年から1999年まではマサチューセッツ工科大学(MIT)の博士研究員、および1996年から1998年までは、商用の表現ソフトウェア開発企業(独:メンタルイメージ社)における研究科学者でした。
彼は1996年に、デンマーク技術大学から、コンピュータ・サイエンスにおける科学修士号と博士号を受けました。
ジェンセン準教授は2004年に、半透明な素材における先駆的な研究のために、映画芸術科学アカデミーから技術達成賞を受け取りました。 また彼は、スローン研究員(MITが実施している、国際的な視野を持ったリーダーを育成することを目的とした、実務経験が10年以上の管理者向けのプログラム)になり、2004年にポピュラー・サイエンス雑誌によって、トップ10人の科学者の1人として選ばれました。


講演概要
"Realistic Image Synthesis using Photon Mapping"

Today computers are increasingly used to generate photorealistic images
of virtual environments. Areas such as architecture, design, lighting
simulation, medical imaging, visual effects for movies, and games are
using the latest advances in computer graphics techniques to generate
realistic images of complex scenes.

In this talk I will give an overview of the development of the photon
mapping algorithm for simulating lighting in 3d models. Photon mapping
is an extension to ray tracing that makes it practical to simulate all
types of light scattering in a model including caustics (focused light,
like shimmering waves at the bottom of a swimming pool), diffuse inter-
reflections (e.g., the "bleeding" of colored light from a red wall onto
a white floor, giving the floor a reddish tint), and participating media
(such as clouds and smoke). Photon mapping is capable of simulating light
scattering in very complex models such as those used in visual effects
for feature films, and today it is implemented in all major 3d software
packages.

「フォトンマッピングを使ったリアルな画像合成」

今日コンピュータは、バーチャルな環境の中での、写実的なリアリズムを持ったイメージを生成するために、ますます活用されています。
建築、デザイン、照明シミュレーション、医学画像、映画のための視覚効果、およびゲームなどのエリアは、複雑なシーンの現実感を生成するコンピュータ・グラフィックス・テクニックの中でも、最先端の技術を使っています。

今回のセミナーの中で私は、3次元モデルの中で照明をシミュレーションするための、フォトン・マッピング・アルゴリズム開発の概要を伝えたいと思います。
フォトン・マッピングは、以下に記述したモデルの中で、光散乱光源のすべてのタイプを実用的にシミュレーションするために用いられる、レイトレーシングへの拡張機能です。
コースティクス(集光模様:水泳プールの底にちらちらするような、集中的に照射されたライト)
拡散光の相互反射(例えば、白いフロア上に赤味がかった色調を与える、bleeding カラーライト)
Participating Media(関与媒体:雲と煙など)
フォトン・マッピングは、長編映画のためにビジュアル・エフェクトの中で使われます。またそれらの、非常に複雑なモデルの中で、光散乱をシミュレーションすることが可能です。今日その技術は、すべての主要な3次元CGソフトウェアパッケージの中に実装されています。


主催:  TOKYO ACM SIGGRAPH(シーグラフ東京)
開催日: 2008年 10月11日(土曜日)
時間:  14:00-16:00

タイトル: Realistic Image Synthesis using Photon Mapping
講演者: Henrik Wann Jensen 氏 カリフォルニア大学サンディエゴ校

解説者: 高桑昌男 岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー

会場: 女子美術大学 杉並キャンパス 4号館4401教室
住所: 東京都杉並区和田1-49-8

セミナー会場地図: http://www.joshibi.ac.jp/access/

スケジュール:

13:30 開場
14:00 高桑先生による技術解説
14:30 Henrik Wann Jensen氏による講演
     基本的に英語によるセミナーとなります。
     同時通訳等はつきませんが、映像等のビジュアルが多い
     セミナーにしていただく予定です。
16:00 セミナー終了
     (今回、懇親会のご用意はいたしておりません。)

定 員  先着200名
      (定員を超えた場合にはお立ちいただく事もございます。)

セミナー参加方法:

会員の方:  セミナー参加費は無料です。
        セミナー当日、2008年度会員証をお持ちになり、そのまま会場におこし下さい。
         会員になったのに、まだお手元に会員証が届いていない方は、会場で会員証をお受け取り下さい。
         学生会員の方は、学生証をお持ち下さい。

非会員の方: セミナー参加費は1000円です。セミナー当日、会場にてお支払い下さい。
         また、当日入会も可能です。

学生:     非会員の場合は、基本的に社会人の方と同じ扱いになりますので、セミナー参加費は1000円です。
         なお、学生の方は、入会金、年会費が無料で会員登録が出来ます。

事前の会員登録は、以下Webから登録をお願いします。

シーグラフ東京の入会申し込み
  http://www.sig-tokyo.gr.jp/join_us.html

お問い合わせ先は、シーグラフ東京事務局までお願いいたします。


2008年「SIGGRAPH2008 RECEPTION」スポンサー企業(ABC順)

Dai Nippon Printing Co., Ltd.

Applicraft Co., Ltd.
Avid Technology.K.K.
Born Digital, Inc.
CASIO ENTERTAINMENT, INC.
"CG WORLD" (WORKS CORPORATION Inc.)
Kanagawa Institute of Technology
NEC Display Solutions, Ltd.
NHK ENTERPRISES, INC
SGI Japan, Ltd.
THE EIZO SHIMBUN SHA

anonymous supporter
Autodesk, Inc.
Computer Graphic Arts Society
IndyZone Co,Ltd.
NABEJUNTARO & TOSHI MIZOGUCHI
Pacific Graphics 2008
spice inc
Universal CG Entertainment, Inc.


お問い合わせ先 (株)バーチャル・イースト内 シーグラフ東京事務局宛

FAX:03-5155-3809

( 23 / Sep / 2008 Last UPDATE )